DIARY

CUT PROCESS//カット×手順

2020/11/20

Diary Writer:TAGUCHI JUN

カットや前処理は、より良いSTYLE作りのベースになる技術です

プロとしての美容師の仕事は、髪のダメージ部分をサプリメント[補給]とプロテクト[保護]し、本来の状態にリセットして似合うSTYLEを提案出来る事

素材をととのえ、薬剤を効率よく働かせるために必要なプロセスです

髪を濡れている状態でカットしていくのも、サプリメント[補給]とプロテクト[保護]の役割の一つです

ウェット[濡れている状態]の髪は水素結合が切られるため、ドライ[乾いた状態]に比べてやわらかくなっています

その分、少ない力で切れるので髪の負担を減らしてあげることもできます

ただし、ウェットの状態だと髪が本来持っているクセが伸びてしまい、仕上がりの状態がわかりにくくなることがあります

髪をカットした後ドライ&ブローしてもう一度ハサミを入れるのはこのためです

ドライの状態で最終チェックすることで一人一人のクセに合わせて調整していくことができ、とても重要なプロセスです

ちなみに、ウェットでカットした髪をドライ&ブローすると思っていたよりも短く仕上がっていた…という経験はありませんか?

これも水素結合が関係しています

カットするとき髪を引っ張るケースがあると思います

濡れることでやわらかくなっている髪は、ドライよりも伸びやすい状態になっているということ

ドライ&ブロー後、イメージよりも短いと感じるのは、引っ張る時のチカラが強すぎためであったり、本来持っているクセがドライ&ブローで戻ってきた証拠です

結合の仕組みを知っていれば、[切りすぎた!]を防ぐこともできます

カットのみの御来店も大歓迎です

是非一度お試し下さい

御来店お待ちしております

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