Q_美容院でカラーをしてもらうと、頭頂部など根元2、3cmが明るい色にる、いわゆる逆プリン状態になることが良くあります…
縮毛矯正を数回、季節ごとに冬は黒染めなどをセルフで行って暗くして、夏は明るめの色を入れています
美容師さんには過去の履歴を伝えているつもりですが、しょうがないことなのでしょうか?
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A_美容師にしっかりと履歴を伝えたうえで逆プリンになってしまっているのであれば、完全に美容師のミスです
カラーをしてもらった美容室に連絡をして染め直しをリクエストするのがオススメです
履歴を伝えての逆プリンは完全に美容師側のミス
「美容師さんには過去の履歴を伝えているつもりですが、しょうがないことなのでしょうか?」とのことですが、
確かにお客様の髪は様々な施術履歴があります
しかし、担当の美容師にしっかりと履歴を伝えたうえで逆プリンになってしまっているのであれば、これは完全に美容師側のミスです
おそらく、
・過去の履歴を正しく理解するためのカウンセリングが甘かった
・毛髪知識が甘く、髪の毛の見極めができずに正しい薬剤設定ができなかった
・スキル不足で塗りムラができてしまった
などといった可能性が考えられます
本来、経験値 やキャリア、技術力(スキル)が高い美容師であれば、この辺りの見極めや塗り分け、薬剤設定もしっかり行って逆プリンになることを防げるものです
一度、カラーをしてもらった美容室に連絡をして染め直しをリクエストするのがオススメです
髪の毛のダメージが大きすぎている可能性も…
なお「頭頂部など根元2、3センチが数本だけ明るい色になるいわゆる逆プリン状態になることが良くあります」とのことですが、
カラー剤の調合以外で逆プリンになってしまう可能性としては、
・ダメージが大きすぎて、髪の毛が炭化を起こしてしまっている
・あるいは、体温の影響を受けてしまったため
の可能性も考えられます
「髪の毛が炭化を起こしてしまっている」に関して、別のQ&Aでも紹介しましたが、
過去の縮毛矯正などの施術によって髪の毛に過度な熱が加えられたり、過剰な薬剤反応を起こした結果、これ以上薬剤が反応しない(いいわゆる「炭化」)という状態になっているものだと考えられます
仮に髪の毛が「炭化」してしまってる場合、カラー剤やパーマ液をあてても、薬剤が反応せず、カラーやパーマをすることができません
そのため、
・根元の新生毛(しんせいもう)に関しては、過去の施術による炭化が無く、カラー剤がしっかりと反応したため明るく染まった
・一方で、過去に縮毛矯正などで炭化してしまった中間〜毛先部分は炭化でカラー剤が反応せず、黒いまま残ってしまった
といったことが考えられます
これが逆プリンになってしまう一つの理由です
体温の影響を受ける根元部分は明るくなりやすい
また、「体温の影響を受けてしまったため」に関して、これも別のQ&Aで紹介しましたが、
そもそも頭皮に近く体温の影響を受けやすい髪の根元1cm部分は、カラーの際に毛先よりも明るくなりやすい特徴があります
そのため、特に何も意識せず根元の新生毛を染めてしまうと、
・体温の影響がある根元1センチだけすごく明るくなってしまう
・逆に毛先は明るくならず、逆プリン状態になってしまう
というリスクがあります…
通常、美容師はこのリスクへの対処法として、
・根元部分はトーンを抑えたカラー剤を乗せていく
・一方で毛先部分はトーンの明るい、レベルの高いカラー剤を使う
といった塗り分けを行って逆プリン状態にならないよう染めていきます
おそらく、この辺りの見極めや塗り分けが甘くなってしまったことも、今回、逆プリン状態を招いてしまった要因だと思います
是非参考にしてみて下さい
カラーだけでのご来店も大歓迎です
是非一度、体感してみてください…
ご来店、お待ちしております…
【KORD_TOKYO】